小学生からプログラミング教育を! -女子高生Unityエンジニアあやみん-

皆さんは、こちらの動画に登場するGateboxというロボットをご存知だろうか?好きなキャラクターと一緒に暮らせるホログラムコミュニケーションロボットである。全てのオタクの夢である、画面の向こうにいたキャラクターとの「次元を超えた共同生活」を実現するため、株式会社ウィンクルが世に送り出そうとしている作品だ。

実はこのホログラムの開発には、なんと現役の女子高生エンジニアが関わっていたのだ。しかも高校1年生の16歳だという。そこでUnityを操る「あやみん」こと、今井彩碧さんを取材した。彼女の経歴と展望について伺ったところ、壮大なビジョンが判明した。

小学生にIT教育をしないの?全員にチャンスを!

女子高生Unityエンジニアあやみんこと今井彩碧さん

ーープログラミングとの出会いはいつだったのですか?

中学3年生のときに、弟の誘いでLife is Techというプログラミング教室に行きました。それがプログラミングとの出会いです。

 

ーー中学校ではプログラミングはやらなかったんですか?

「義務教育で中学からプログラミングを」という話は聞いたことあります。しかし実際私が中学でやったのは、ExcelとPowerPointの使い方を家庭科の先生が教えてくれたくらいでした。

 

ーーそれは驚きです。僕ら(92年生)の時から変化してないですね。

なかなか教えられる先生がいないんだと思いますよ。それにもし中学でプログラミングがあったとしても、私は少し不満です。小学生からでいいと思います。私はもっと早くプログラミングに出会いたかった。

中学3年でプログラミングできるなんて「早いね」と言われることありますが、個人的にはもっと早く触れる機会が欲しかった。もっと技術を持った状態で今になっていたかった。

 

ーー確かに美術や音楽のように授業があってもいいですよね。

まさにそう思います。音楽の授業で本当に音楽家になる人は滅多にいません。でも誰に才能があるかなんて分からない。だから小学校では平等の機会・チャンスを用意している。そういう理由もあるはずです。

そこになぜプログラミングがないのか。私には理解できません。学校側の環境が十分に整ったら、ぜひ中学だけでなく小学校でもIT教育をカルキュラムに組み込んで欲しいです。

 

プログラミングは小学生からやるもの!大学生からじゃ遅い!

女子高生Unityエンジニアあやみんこと今井彩碧さん

ーー僕も幼い頃からプログラミングに触れたかったですね。

プログラミングって今の日本だと、中々出会う機会がありません。

 

ーー大学でも学部によっては触れずに卒業する人は山ほどいますし。

それって凄くもったいないことです。私だってLife is Techで出会わなかったら、今の私はなかった。こんなに楽しいものに出会えなかった。

 

ーー才能があるのにプログラミングに触れずに人生過ごす人もいるでしょうね。

だから小学校からやって欲しいです。のめり込むポテンシャルのある人は早い時から熱中した方が良い。高校生や大学生からじゃ遅いです。

 

ーースポーツと一緒ですね。才能は若いうちから磨くべき。実際小学生で能力発揮している人いますしね。

います!例えば、中馬くんとか。

 

ーー中馬慎之祐くんは以前ハシゴで取材しましたが、彼のようなタイプがいつどこにいるかは分からないですから。
(2015年アプリ甲子園で優勝した小学6年生の”想い”ー中馬 慎之祐ー)

はい、私もそう思います。中高生ばかりのアプリ甲子園で小学生で優勝してしまった訳ですし。それにプログラミングは技術力だけでなく、クリエイティビティも重要です。何を創るかが大切です。そこが彼が優勝した勝因の一つです。

小学生だってプログラミングはできます。むしろ、小学生だからこそプログラミングはするべきです。まだ枠や型にまだはまっていない小学生のうちから、クリエイティビティを持ってプログラミングに接する機会はとても大事だと思います。

 

テンプレ教育ダメ!未来を創る子供が育つ自由な小学校を作りたい!

女子高生Unityエンジニアあやみんこと今井彩碧さん

ーーご自身のブログで日本のIT教育について語られてますが、それもこの考えからですか?

『日本のIT教育について英語でスピーチしました』のことですよね。そうですね、かなり昔の記事ですが基本的な考え方は変わってないです。日本中の子供たちの前にプログラミングの入り口を作る仕事がしたいです。

 

ーー将来はIT教育に携わりたいということですね。

はい、思ってます!そういう小学校を作りたいです!

 

ーーでは教育者になりたい今井さんにとって日本の教育はどうですか?

枠にはめようとしている感じが嫌です。良い高校に行って、良い大学、大手企業に行くことが良しとされる、テンプレ感が本当に嫌です。学校の勉強だけして卒業できれば良いみたいな考え方です。

 

ーー難しい問題ですよね。どんな学校が理想的だと思いますか?

品川女子学院とかですかね。学生にiPadを配布したりとか、最先端の教育をしているイメージがあります。

 

ーーあそこは面白いですよね。今井さんは高校生ですが卒業したらどうするんですか?

私は大学へ行きます。SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)に入学したいです。

 

ーーなぜSFCへ?

SFCは海外みたいな学校。自由だし、変な人多いし。もしSFCに入れたら、IT技術に加え、教育についても学びたいです。自分の夢のためにです。小学生向けワークショップとかしたいですね。

 

ーーインターネットや教育関連の教授が揃ってますからね。では将来は品川女子やSFCのような小学校を作りたいんですか?

そうです。テクノロジーに触れるチャンスがある学校です。これからの未来、テクノロジーは「未来を創り出すツール」だと思います。

勿論、ツールのひとつに過ぎない訳ですが、そのツールを使いこなせる人材が必要だと思うんです。これからの未来を創っていくには。だから私はそんな子どもたちが育つ環境を創りたいです。

 

女子高生にテックを!美しさを知って欲しい!

ーー将来に対し、現在今井さんが今したいことは何ですか?

自分が女子高生ということで、同世代の女子高生にテクノロジーの面白さを体感してもらいたいです。

 

ーー具体的に何かされているんですか?

はい!4月5日に日本最大級のJKチームイベント「CINDERELLA FES vol.3」が行われます!
そこで、私が作ったVR(Virtual Reality)のブースを展示します!そこで多くの女子高生に私の作品を体験して欲しいです!

日本最大級のJKチームイベント -シンデレラフェス

 

ーーそれは楽しみです!僕も行きたいです!

残念ながら女子高生しか入れないですよ(笑)!

 

ーーあ…。

女子高生の方!ぜひ来てくださいね(笑)!!

 

[筆者感想]エンジニアもできる○○の重要性

優秀なエンジニアを育てるために、IT教育の義務教育化は重要課題であろう。しかし、この教育のポイントはもう一つある。それは「エンジニアもできる○○」という人材が生まれることだ。

『ホリエモン×藤田晋「IT界は人材不足だ」 日本はプログラミングを義務教育化すべし』では、「エンジニア出身の経営者は少ない」と書かれているが、これは大きな課題である。

サッカーや野球をプレイしたことない人物が、監督やコーチをできるだろうか。普通ありえない。しかしそれと同じことが、実は行われている。エンジニア経験のない人がディレクションを行っている場面はよくあるのだ。

勿論密なコミュニケーションにより、ある程度解決することはできるが、エンジニア経験者がディレクションを行った方が話は早い。もし義務教育にIT教育が十分に組み込まれると、この問題は改善される。

人によってプログラミングの得手不得手はある。だから当然全員がエンジニアを目指す必要ない。だが、経営者であれ、ディレクターであれ、営業であれ、「エンジニアもできる○○」が増えることは社会にとってメリットなはずだ。

したがって、小学生から義務教育として学べる環境を作ることは非常に大事だと思う。

*)「エンジニアもできる○○」の定義には、「エンジニアリングを学んだことがある○○」という意味も含めている。意味が少し強引であるかもしれないが、ご了承願いたい。

 

学生エンジニア向けイベント開催!リタリコCTOとリブセンス取締役に聞く「エンジニアの生き方」

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4/26(火)17:30~19:30

■主催

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■ゲスト登壇者

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■概要

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■詳細

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