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ベーシックインカムが導入されたらどうなるの?

ベーシックインカムがついにフィンランドで始まる!

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すべての人に生活に必要な収入を保証するというベーシックインカム。

CNNなどの報道よると、今月1日から、このベーシックインカムの本格的な導入に向け、

一部の対象者に一律月額560ユーロ(約6万8000円)を支給する試みがフィンランドで始まりました。

(フィンランドの一般的な生活費は700〜900ユーロ)

 対象となるのは、25歳~58歳の失業者のうちランダムで選ばれた2000人です。

 

実現は難しいだろうと言われていたベーシックインカムが初めて行われるということで、このニュースは現在、世界中の注目を浴びています。

 

ベーシックインカムが導入されたら、就業意欲が上がる?

このベーシックインカムは今までの失業保険と違い、職を得ると失業手当がもらえなくなる心配もないため、失業者に職探しを促す効果があると考えられています。

いままでの制度では少しでも所得が増えると、失業手当の支給が大幅に減額されたり、打ち切りになったりする恐れがありました。

そのため受給者の就業意欲を削いでしまうことも多々ありました。

しかし、今回の制度では、受給者が働き始めても同額もらい続けることができるため、失業者の就労を促す効果が期待されます。

 

フィンランド社会保険庁事務所(KELA)の法律部門の責任者マルユッカ・ツルネン氏は

「臨時収入を得てもベーシックインカムが減らされることはないので、働いたり、自営業を営んだりすることはどんな場合でもやる価値がある」と語っています。

 

さらに、様々な手当てをベーシックインカムに一本化することで、煩雑な手続きを簡略化し、行政の手間を省くという狙いもあるそうです。

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ベーシックインカムがあれば、好きな仕事ができる?

もしベーシックインカムがあったら……

 

  • ワークライフバランスの多様性が広がる

生きるのに最低限必要なお金が支給されれば、働くのは週3日だけであとは趣味などの別のやりたいことをしたり、

1年間は仕事を中断して旅行や勉強をしたりするという選択肢がより身近なものになります。

 

  • ブラック企業がなくなるかもしれない

お金が無ければ生きていけないという弱みにつけ込んで、従業員を過剰に働かせるブラック企業。

生活に最低限必要なお金を保障されるとどうなるでしょうか?

誰もブラック企業で働かなくてもよくなるかもしれません。

 

  • 失敗が許される社会になる

生きるために必要なお金が保障されることで、お金が稼げるか分からないこと、お金を稼げなくてもやりたいことにより積極的に挑戦できるようになります。

「食いぶちはある」からこそ、本当の意味で失敗が許される社会というのも、将来ありえるかもしれません。

 

  • 少子高齢化を防ぐことができる

ベーシックインカムは家族単位ではなく、個々人に支給されるものです。

子供を作る障壁や育てる負担が大幅に軽減されます。

 

といったメリットが考えられます。

一方で、財源の確保やベーシックインカムを担保にした金貸し・詐欺が横行したり、親が子供をたくさん作って、金だけせしめて育児放棄、育児怠慢といった問題も懸念されています。

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感想

フィンランド政府は、ベーシックインカムがこうした当初の期待通りに機能を果たすことができるのか2019年まで試験を継続し、その上で、制度を全国民に拡大するのかどうかを決定することを予定しているそうです。

ベーシックインカムによる就労率が本当にアップするのか、仕事に対するモチベーションがどう変化するのかが今後気になります。

また、今回配布されたのは現金なのか電子マネーなのかまでは調べてみた結果、分かりませんでした。

個人的には、電子マネーで配布して利用状況をトレースできる方がいいのではと思いました。

私たちの働き方を大きく変えるかもしれないベーシックインカム。

日本でもいつか導入される日が来るのでしょうか。