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慶應コレクションはミス慶應でもない!ただのファッションサークルでもない!学生レベルを超えたクリエイター集団だった!

”慶應コレクション”をご存知だろうか?慶應義塾大学にあるファッションを軸としたクリエイター集団のことだ。まずはこちらの動画を見て欲しい。

2015年の三田祭でのステージ映像だ。よくある学生ファッションサークルとはレベルが違う。このクオリティで発足数年で大学トップクラスの知名度を誇る彼らたちだが、一体どのような思考で活動をしているのであろうか。お話を伺った。

慶應コレクション

 

万 暦龍 広報 (一番左)
慶應義塾大学経済学部2年。中国上海で中学校卒業後、高校から来日し都立国際高校に入学。高校在学中、「IWC国際市民の会」に所属し、在日外国人の日本語勉強及び中学入試サポートを行う。高校卒業後は一般入試で慶應義塾大学経済学部に入学し、プレス担当として慶應コレクションに参加、二年目から副代表を兼任する。
伊藤素輝 統括代表(中央左)
慶應義塾大学経済学部3年。大阪出身。研究会ではコーポレートファイナンスと企業統治制度を専攻し、CFA Reserch Challenge等に慶應義塾代表として出場。一方、「知らない世界を見てみたい」の想いから2年生時にKeio Collectionに加入。所属2年目には代表に就任し、写真、映像制作に加え、方針決定等の組織運営に取り組んだ。趣味はテニスと服飾とスノーボード。
遠藤澄絵 アートディレクター (中央右)
慶応義塾大学環境情報学部3年。中国上海で15年間の海外生活を経て、4年前に日本に帰国。高校ではビジュアルアートを専攻、「愛心社」というボランティア団体を設立し、上海EXPOに携わる。その後、ユニバーサルデザインを研究をするためにAO入試でSFCに入学し、大学2年生から、韓国、タイ、ベトナム、カンボジア、インドなど東南アジアを中心に様々な国を巡る旅に出る。現在は、ベンチャー企業のメディア事業部で観光客向けのキュレーションサイトを制作している。
高宮悠太郎  テクニカルカメラマン (一番右)
慶應義塾大学環境情報学部3年。「動くもの、動かす事」が好き。大学ではスマートモビリティを専攻し、自動運転実験車両の研究を行っている。 またKeio Collectionのテクニカルディレクターを務める。趣味のカメラのスキルを活かして同団体のPV、ショートムービーの撮影、編集を担当。最近はドローンの研究開発に熱心に取り組んでいる。自作したレースドローンで国内大会準優勝。大学では体験会を主催した。

 

慶應にクリエイティブという新たなブランドイメージを!

ーー早速ですが、どんな団体なのでしょうか?

伊藤
慶應コレクションは、ファッションショーの企画、動画や写真集の制作をするクリエイター集団です。メンバー全員が総合大学である慶應義塾大学の学生なのが特徴です。

ーー総合大学の学生が特徴というのは?

遠藤
総合大学というのは、大学の学問として美大や芸大のようなクリエイティブに触れることはありません。しかし、私たちはそこも学びたい。

そのような慶大生に声をかけ、集まった集団が慶應コレクションです。総合大学の学生でもクリエイティブな活動ができるということを発信しています。

ーーなるほど。それは活動理念でもあるのでしょうか?

伊藤
そうですね。総合大学でもクリエイティブな活動はできるということを六大学を中心とした学生に発信したいと思っています。

高宮
また慶應をロジカルでクリエイティブな大学というブランドにしたいと思っています。その新しいブランドイメージを作るために慶應コレクションは存在しています。

ーー慶應の新しいブランドを作る…。凄い理念ですね。

 

ファッションショー・動画・写真集。一つひとつコンセプトを持って!

慶應コレクション

ーーファッションショー以外で、映像制作や写真集をされているということですが、具体的にどのような活動をされていたのですか?


コンテンツ3本の軸でした。動画、写真集、ファッションショーです。それぞれにコンセプトがあり、思いを込めて制作しました。写真集であれば、「人間ではなしえない人間離れした世界」を5つのパート「水中、霧、ラメ、鏡、風船」で表現しました。例えば、こちらが水中、風船の写真です。

慶應コレクション 慶應コレクション

また動画は、合計5本制作。特に思い出深い作品は”merrow”というタイトル。妖精と人間の恋の物語を映像で表現しました。妖精は不老不死である一方、人間は寿命があります。恋人であるにも関わらず、わずかの短い時間しか共存できない。このはかない恋物語は、大学生活と通ずる部分があります。楽しい学生生活はいつしか終わってしまう。


そしてファッションショーは、最大のコンテンツです。観客は五感を使って感じてくれます。服、演出、音楽、舞台照明、を駆使して、観客を慶應コレクションの世界に引きこもうと頑張りました。

ーーファッションショーの動画を見ましたが素晴らしいですよね!総合大学のファッションイベントというと、本当に普通のおしゃれな格好でいるイメージでしたけど、これは本当にファッションショーという感じがします!

高宮
ありがとうございます!嬉しいことに最近はパリコレ風になったと評価をいただいてて。

 

慶應コレクションはミス慶應ではない!

ーーパリコレ風になった?ということは元々は違ったということですか?

高宮
はい。当初はコンサバ系でガールズコレクション的なものを目指していました。しかし、大衆的なイメージを払拭したいと思い、2014年からはハイブランドな方針に変えようと決めました。

ーーなぜ大衆的なイメージを払拭したいと?

高宮
もともと慶應コレクションはミス慶應の代わりとして作られた団体でした。6年前にミス慶應が諸事情で開催されなかったのですが、その時に代わりになる華やかなイベントをやろうと創立しました。だから皆が楽しめる大衆向け企画を打つ団体だったんです。

しかし今はミス慶應は復活してますから、創立当時と同じでは差別化ができない。ファッションの華やかなイベントをすればよいって状態ではなくなった。ファッションを軸に、より特徴を出した団体になりたいと思ったんです。

ーーなるほど。設立がそのタイミングだと、運営団体がミス慶應と思ってる人も多そうですね。

遠藤
そうなんです!でも違います!私たちはミス慶應ではないんです!敵対している訳ではないですが、よく間違えられるのではっきりと言っておきたくて(笑)。

 

慶應生を驚かせる!学生レベルを凌駕するクオリティー!

ーー2015年度のテーマは何だったのですか?

遠藤
2015年のテーマは、「慶應生全員を驚かせる・刺激を与える」でした。私たちの作った最高のクオリティーのものを見てもらい、私たちの世界観に引き込んで知ってほしい。

ーー2015年の世界観というのは?

遠藤
「深海の生き物」でした。

ーー深海?生き物?

遠藤
「可能性や希望は見えないところにある」ということを伝えたかったんです。だから、世の中であまり目に付かないものの良さを表現したかった。

深海はあまり身近なものではないけど、可能性を感じるものだと思ったんです。深海の可能性やその良さを世界観に盛り込んでみました。

慶應コレクション 慶應コレクションj 慶應コレクション

ーー写真でも見てもクオリティーが高さを感じますね!もしかしてこの頭に被っているものが深海の表現方法の一つですか?

遠藤
そうです!ヘッドピースです!一つひとつ手作りして作りました!

慶應コレクション

ーーもはや服飾の専門学校みたいですね。

遠藤
そのレベルを目指しているので!とはいえ、他のアイテムはリース(レンタル)です。しかし、本気だと伝えるために、有名なファッションデザイナーをゲストとして招待しました。

自己満足で終わらないよう、客観的に評価してもらいたかった。結果として、専門家から高い評価を貰うことができました。

伊藤
このクオリティを目指した理由は他にもあります。実は一人ひとりのモデルさんのルックにもテーマがありました。例えば、クラゲやシードラゴンなど生き物を表現していました。それをお客さんに考えてもらいたかった。だから自作などで特徴的なルックを用意しました。

ーーなぜお客さんにそれを求めたのですか?

服を着る意味について今一度考えて欲しかったからです。服とは、元々防寒着でした。しかし今では、流行を追う贅沢品ともなりました。先進国では大量生産大量消費されています。

そこで今一度、自分の着ている服の意味について、作り手、服のバッググラウンドを考えて欲しかった。そのために、あえて特徴的な服にすることで「あの服の意味は?」と考えさせ、「じゃあ私の服は?」と誘導したかったんです。

 

ミス・ワールド・ジャパンが2人も!?全員で作り出したメインステージ!

ーーモデルさんも大学生なんですか?

遠藤
そうです!全員慶應大学生です!その中には、ミス・ワールド・ジャパン2015ファイナリストになった、加藤亜希子ちゃんやクロル ミリアム舞ちゃんがいました。彼女たちのようなモデルのプロに、モデル指導や演出とか色々協力してもらいました。
(加藤亜希子さん(環2)とクロル 舞さん(環2)が、ミス・ワールド・ジャパン2015ファイナリストに選出)

ーーミス・ワールド・ジャパン!!モデルもハイクオリティなのですね!

 

学生時代は全力で楽しむべき!だから全力で頑張る!

ーーでは最後に質問なのですが、慶應コレクションの活動を通じて何をしたいのですか?

 

慶應コレクション

遠藤
「夢とか可能性を捨てずに、本当に頑張れば好きなことはできるんだ」と多くの学生に伝えたい。「クリエイティブを使って希望を与える」ことが私たちのフィロソフィーなので。

高宮
慶應コレクションに登場する全ての方は同じ立場の学生です。だから僕たちの活動を見た人が、おれらも頑張ろうって感じて欲しい。何か諦めてしまった学生に刺激を与えたいです。