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留学?長期インターン?いたしません! 「議論する能力を培うこと」に全力を注いだ東大女子・有元万結さん【京論壇】

東大生本が流行り、「東大生アイドル」がメディアを賑わす。

東大生が商用利用されているのと表裏一体では?とも思われる東大生ブームの中で

「実際にはどんな学生さんがいるの?」「どんな学校生活を送っているの?」と

疑問を持つ方も少なくないのでは。

 

今回は、2017年度の京論壇代表を務められた、有元万結さんにお話を伺ってきました!

 

よろしくお願いします!

 

京論壇とは?

ーー京論壇って、どんな団体ですか?

2005年に北京大学と東京大学の学生によって結成された国際学生討論団体です。

学生の民間外交から生まれた議論や交流が、今後の両国の理解形成の基盤になるのではないかという期待のもとに設立されました。

 

ーー議論の内容は?

今年は「ジェンダー」、「グローバリズム」、「エリート主義」です。

 

ーーむ、難しそう。

議論というと堅いですよね。

私たちの取り組みは、簡単にいうと「それぞれの論題について両国の学生がどのように考えているのかを、具体的なケースに落として考えていってみよう!」って感じです。

 

日中間での価値観の違い

ーー議論をしていく中で、両国の間で本質的に意見が分かれるのはポイントはありますか?

例えば、体制の問題についてです。

私たち日本人に比べて、中国では民主主義に対して懐疑的な人が多い印象ですね。

中国では秩序を維持するのが最優先。それさえできていれば、少しくらい人権の分配が不適でも目を瞑るという考え方です。

 

ーーなるほど〜。結構違和感を感じますね。

そうですね。

しかしこれも、相手の立場に立って考えれば分かってくる話です。

人口も多く、国としての統一性を保つのが精一杯なのではないか?という状況にあっては、秩序を第一に考えるのも納得ではあります。

 

ーーそのように双方に価値観の違いがある中で、議論の着地点はどのように探っていくのですか?

着地点については、京論壇が常々抱える課題でもあります。

いかに議論に帰結をもたらすかというよりは、それぞれが何を考えているのかを言語化して明確化すること。

ぶつかった意見をどう解決するのかに注力して、最終報告書にまとめようとしています。

 

議論をする能力を培うこと

ーー京論壇の存在意義とは?

就活でもグループディスカッションをよくやりますが、あれはある程度ゴールがある議論です。

しかし私たちが社会に出て、本当にしなければいけないのは「答えのない議論」。

価値を共有しない人たちとそのトレーニングをする経験は、意外と他の団体では得られない経験です。

京論壇の活動は、インターンや留学のように成果がはっきり出るものではありませんが、議論によって生み出されるものを、メンバーや社会に対して提供できるというのが京論壇の存在価値です。

 

 

ーー今後の展望を教えてください!

日本と中国の力関係は年々変化してきていて、中国の勃興とともに、かつてはアジアを代表する国とみなされていた日本の国際的地位には大きく変動しています。この変化の影響からか、日中関係の問題に関心を持つ学生が減ってきている印象です。

日中間の学生の交流がもっと活発になっていけばいいなと思います。