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ホーキング博士やイーロンマスクも危惧する、人工知能(AI)は人類の悪魔となり得るのか?

Physicist and best-selling author Stephen Hawking listens to questions from reporters, Saturday, June 16, 2012, in Seattle. Hawking was taking part in the Seattle Science Festival Luminaries Series focusing on the topic of evolution. (AP Photo/Ted S. Warren)

「われわれがすでに手にしている原始的な人工知能は、極めて有用であることが明らかになっている。だが、完全な人工知能の開発は人類の終わりをもたらす可能性がある」

 

「ゆっくりとした生物学的な進化により制限されている人類は、(人工知能と)競争することはできず、(人工知能に)取って代わられるだろう」

出典:BBC「Stephen Hawking warns artificial intelligence could end mankind」

 

いきなりインパクト強めの言葉で始めさせて頂きます。どうも、よしまるです。

冒頭の文は2014年2月にスティーブン・ホーキング博士がBBCのインタビューにて語った言葉です。
皆さんは人工知能(AI)がもたらし得る危険についての話を一度は聞いたことがあるかもしれませんね。身近なところで言えば『ターミネーター』や『アイ・ロボット』などは人工知能の近未来を分かりやすく描写している作品です。大体の内容は「ロボットに自我が芽生えて人間を襲う」といった内容だと思いますが、天才物理学者のホーキング博士が、人工知能に対し警鐘を鳴らしたことによって、一気にこのSF作品が現実味を帯びてきた訳です。

 

とても怖いです。

 

ということで今回は人工知能の歴史、偉人、作品などを通して、人工知能のいろんな可能性を見てみましょう。

 

人工知能(AI)は誕生してから半世紀で「経験」と「概念」を習得した

 

まずは人工知能のルーツは、1956年に計算機科学者で認知科学者のジョン・マッカーシー(1927-2011)によって命名されたところまで遡ります。

そして80年代初頭からは言語処理能力を習得し、90年代から2000年にかけて統計や確率論を用いた分析が出来るようになり、「経験」を習得します(Amazonのおすすめ機能など)。

そして2006年には、ディープ・ラーニングが誕生し、何層もの情報をより深くまで取り込み続けることが可能になった為、人工知能は「概念」を習得したのです。

その根拠として2012年、google社はコンピュータに1000万本の動画を見せることで猫の概念を獲得したと発表しましたよね。

そしてついには「技術的特異点(シンギュラリティ)」と呼ぶ2045年を境に、コンピュータは人間の知性を超えた存在となるといわれています。

このように人工知能は、ものの20年あまりで言葉を覚え、相関関係を見出だす術を学び、物事の概念まで習得してしまったのです。

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出典:映画「ターミネーター」

 

しかしながら、ここまで人工知能の歴史を振り返ってきた中で、人工知能の成長は確かに感じられますがSF映画のように、ロボットが自我を持ち、感情を持つといったところまでは想像ができないですね。

まだまだロボットが自発的に人間を襲うような事態は起こらなさそうです。安心しましょう。

 

「5年以内にロボットが人間を殺し始める危険性があると考えている」

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出典:Inc. 「Elon Musk Thinks Robots Could Start Killing Us in 5 Years

 

安心したのも束の間、テスラモーターズのCEOイーロン・マスク先生から、なかなかストレートな表現を頂きました。記事によると人工知能は遅くとも10年以内に人類にとっての悪魔になると考えているようです。

しかし彼はこのインタビューの中で人工知能が自我を持つという風には考えている訳ではなく、人工知能にプログラムされた合理性と、習得した経験と概念が人間を殺す可能性があると訴えているのです。

どういうことかと言うと、メールスパムを消すようにプログラムされたロボットが、人間という概念を理解した後に、それまでの経験則でスパムを削除する為には人間を削除することが合理的だと判断実行する、そんな未来が確実に近づいているということです。

彼は「私は自分が理解していない分野についてデタラメを言っているのではない」と断言していることからもこの見解の真剣さが伺えますね。

 

人工知能が発達した未来を描いたアニメ『攻殻機動隊:GHOST IN THE SHELL』

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出典:攻殻機動隊

 

ここで1つ興味深いアニメを紹介します。windows95が発表されインターネットが普及を始めた1995年に、原作となる劇場版が発表されたこのアニメは、人々の脳が“電脳”というコンピュータネットワークで繋がれることにより、人々の意思が繋がれている世界を展開しています。そしてこの物語の中では儀体化が進歩しており、脳と機関神経系を除いた身体全てをインターネットで繋がれたサイボーグにしてしまうことが当たり前の世界なのです。

変態ですね。

この攻殻機動隊というアニメでは、電脳により人間と機械がより密接になった近未来をリアルに描写しつつ、その中で「何が人を人足らしめるのか」という問題を作品を通して投げかけています。

 

意志通りに動く儀体などは昔でこそ夢の産物でしたが、最近は筋電という概念として、現実にも定着しつつあるらしいのです。こちらは「handie」という筋電義手です。

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参考文書:アプリと3Dプリンタ活用“義手”の世界に革命起こす「handiii(ハンディ)」

昔の映画が予想した近未来が実現するということが最近見受けられますが(バックトゥーザ・フューチャーの自動で紐が締まる靴とかね)攻殻機動隊の世界感も、強ち見当違いなものでは無いかもしれませんね。

ちなみに「攻殻機動隊」は今年の6月20日(よしまるの誕生日)に新劇場版(http://kokaku-a.jp/)が公開されるらしいので興味のある方は行かれてみては?

 

どうやらテクノロジーとの正しい付き合い方を人類全体で考えていくことが大切なようです

 

さて、人工知能(最後は少し逸れちゃいましたが)についてのお話をいくつか紹介しましたが、何か感じるところがございましたでしょうか?当たり前のことですが、テクノロジーにはより人々の生活を豊かにできる可能性を秘める一方で、人々の生活を脅かす存在になり得るかもしれない訳ですね。

ロボットが人を殺しだすだとかそのような不確実性をはらむことではなく、テクノロジーが人の仕事を大幅に代替し始めることなどは確実に起こりうる事実なのです。
参考文章:グーグルCEO「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。」

人工知能によってこれまで以上に人類とテクノロジーの関係性が密になってくる中で、私たちはどうやらテクノロジーとの付き合い方を考えていく必要がありそうです。何故なら、上記の偉人を含め、テクノロジーに対する警鐘を鳴らしている人は、同時にテクノロジーを誰よりも学び、それが秘める可能性をどこまでも信じている人達だからなのですね。

つまり無関心を通したテクノロジーへの敵対視という姿勢は一番良くないと言う訳です。事実として言えることは、テクノロジーの進化はますます加速し、私たちの生活により密着した存在になるということで、私たちの取るべき態度は、好き嫌いに関わらず、積極的に興味を持っていくべきであるということですね。

最近将棋の世界でも、かの有名な、人間 vs AIの戦いである「電王戦」も、これからは人間とAIがタッグを組むというようなスタイルに変わるらしいですね。人間とAIが協同で戦うなんてとても興味深いです。
参考記事:「将棋電王戦 人間が初勝利で人工知能(AI)との付き合い方を考える」

私たちの態度としては、これから無くなり行く仕事を考えて憂うよりも、攻殻機動隊を見ながら人工知能の進化によって生まれ来るだろう仕事を想像してわくわくした方が良いかもしれませんね。

そして「何が人を人足らしめるか」という攻殻機動隊でも投げかけられたこの命題が、テクノロジーと人間が近づけば近づく程、大切な要素になってくるのではないでしょうか?

 

 

以上、長文を最後までお付き合い頂き有り難うございました。
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以上、よしまるでした^^

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